2018年10月25日

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◆◆ 10月のテーマ:『ウイルス性胃腸炎』 ◆◆  

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咳や鼻水といった風邪症状がないのに、突然嘔吐や下痢、腹痛などの症状がある場合、
ウイルス性の腸炎の可能性が高いです。発熱を伴う場合もあります。
原因はノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスと言われています。

 

一般的には3~4日程度、長くても7日程度で寛解しますが、免疫能が低い幼児や老人では
重篤化することもありますので注意が必要です。
感染経路は経口感染なので手洗い、うがいがとても効果的です。
また嘔吐物が飛び散った物は次亜塩素酸ナトリウム(ハイター)を使って消毒してください。

 

Q:食事や飲水はどうしたらいいの?

 

腹痛があるうちは絶食、脱水や電解質バランスの崩れの防止のためにミネラルの含まれる
スポーツドリンクを常温にして、少量ずつ頻回に補給してください。
柑橘系のジュース、炭酸飲料、コーヒーは胃への刺激が強く、牛乳ミルクなどの
乳製品は消化が悪いので避けた方がよいでしょう。

 

下痢や吐き気が落ち着いてきたらおもゆやすりおろしたリンゴから始め、消化の良いおかゆやうどん、
ヨーグルトや豆腐などが望まれます。

 

脂肪の多い食事、繊維質の多い野菜、きのこ、こんにゃく、海藻は下痢を起こしやすいので避けてください。
腸管壁に刺激を与える香辛料やニンニクなど、もちろんアルコールも脱水を助長するのでよくありません。

 

Q:治療方法は?

 

特別な治療法はなく、症状に応じた対症療法になります。
しかし乳幼児や高齢者では脱水症状を起こすことがあるので早めに医療機関を受診するようにしましょう。

 

 

記事作成:青葉緑山薬局

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