2023年05月20日
新着情報
みなさんこんにちは!
今回から新たに、『知ってナットク!薬局豆知識』のコーナーが始まりました!
このコーナーでは、まだまだ意外と知られていない薬や薬局の知識について取り上げて紹介させていただきます✨
今回の記事を読めばこれが分かる‼️
今回取り上げるお題は、【オーソライズド ジェネリック(AG)】についてです。
さっそく薬局調査隊のイモゾー隊長が調査してくれたみたいです!
さて、聞き馴染みのないオーソライズドジェネリックとは何なのでしょうか?
教えて!イモゾー隊長ー!!
薬局の豆知識を調査します。隊長のイモゾーです。よろしくね!
オーソライズドジェネリックって知っているかな?
おーそ…?
初めて聞きました…😰
ジェネリック医薬品は知っているかな?
それなら聞いたことあるよ!
お薬代が安くなる薬のことだよね!
その通り👏
薬には先発医薬品と後発医薬品(ジェネリック医薬品)
という分類があるんだ。
それではまず、オーソライズドジェネリックについて
紹介していく前に、
ジェネリック医薬品について一緒に確認していこう👍
(いますぐオーソライズドジェネリックの説明を知りたい方は
こちらから!)
~ ジェネリック医薬品って?? ~
思えばジェネリック医薬品ってあまり詳しくは知らないかも…
じゃあまずは単語の説明からだね。
先発医薬品というのは
製薬会社が長年の研究を積み重ねて初めて世の中に出されたお薬。
つまり、その発売された時代の“新薬”のことを指すんだ。
そっか!先発品って昔の薬ってイメージがあったけど、
発売された頃はどの薬も待ち望まれた新薬だったんだね。
そう!
そして、新しい治療薬を出すには莫大な時間と
労力がかかるんだけど、
それに比例してどうしても
お薬の値段は高くなってしまいやすいんだ。
確かに、今でも最先端の治療薬って
少し値段がかかるイメージがあるもんね😟
薬代が高くなると医療費も必然的に高くなってしまうだよね。
そこで!
医療費削減のための施策の一つとして
ジェネリック医薬品が推奨されることになったんだ。
そういえば、ジェネリック医薬品って
漠然と安いイメージはあったけどなぜ安いの?
ジェネリック医薬品が安くなる理由は、
開発期間の短さが大きな要因の一つと言えるね。
先程、先発医薬品は“新薬”と説明したね。
新薬は1から作り上げるため、開発期間が約10年〜15年と
言われているんだ。
それに比べてジェネリック医薬品は、
先発医薬品の研究データが多くある分、
発売までに3年〜5年で済むと言われている。
研究期間が短い分、研究開発費も少なくなって皆さんの
負担が少しでも減るような形でお薬を届けることができるんだ。
そういうことだったんだ!
先発医薬品とジェネリック医薬品は同じものなの?
薬の治療薬としては基本的には同じであると言えるね!
同じ有効成分が同じ量入っていて、
飲み方や効果は変わらないとされているよ!
その上、ジェネリック医薬品は治療薬としての
有効性と品質が同じであることを確認する試験をしているんだ。
ただ、お薬を形作る添加物や作り方が
企業ことに異なっている事も多く、
必ずしも全て同じであるとは言えないんだよね。
知らなかった!
しっかり試験されているなら安心だね👏
ここまででジェネリック医薬品については理解できたかな?
じゃあ次は本題の【オーソドライズドジェネリック(AG)】
について説明していくね!
~ オーソライズドジェネリックって?? ~
一言で説明するとオーソドライズドジェネリックは
限りなく先発医薬品に近いジェネリック医薬品のことなんだ!
先発医薬品に近いってどういうこと?😰
先発医薬品と同じ成分や作り方をしている薬なんだ!
そもそもAuthorized(オーソライズド)というのは、
“認可された““公認された”という意味を持つんだ。
つまり、先発医薬品を作っていたメーカーから承認を受けて、
同じ成分や同じ作り方で製造された医薬品を
“オーソライズドジェネリック”と呼ぶんだ!
すごい!😲
新薬を開発したメーカーからお墨付きを
もらえてるって聞くとより安心することができるね!
じゃあオーソドライズドジェネリックと先発品は
全く同じものってことになるの?
基本的にはそういうことだね!
でも厳密に言えば分類が3つあって、、、
今回はせっかくなのでもう少し深掘りをしてみよう!
3つもあるの!?😲
お願いします隊長!!
~ AGの3つの分類って?? ~
まず、オーソライズドジェネリックは
その頭文字から‘’AG‘’って省略されて表すことがあるんだ。
そして、どれほど先発医薬品とそっくりかという区切りで
AG1、AG2、AG3って分類がされるんだよね。
これがさっき言ってた3つの分類だね!
どんな違いがあるのか気になる!
それぞれどのような違いがあるかというと、、、
と、こんな感じになるね。
わ、分かったような分からないような、、、😰
そう思って例え話を考えてきたよ!
お薬を親子丼だと考えて違いを見てみよう!
AG 1については全く同じ親子丼と言えるね。
(AG 1;秘伝のレシピ✖️考案した料理人)
うんうん!
次のAG 2については、
同じ調味料や具材、レシピを用いて別の料理人が作った親子丼
別の料理人が作ったって聞くと結構違う気がするんだけど、、🤔
そんなことないよ!
だって“認可された”料理人だからね👍
料理長の一番弟子に秘伝のメニューが受け継がれたって考えると
クオリティもほとんど同じと考えられるよね。
確かに!
実際はきちんと管理された製薬会社が作ったものだもんね。
場所や作り手は違っても作り方が一緒なら安心できるね!
(AG2;秘伝のレシピ✖️考案者から信頼されている料理人)
最後にAG 3。
これは、親子丼の原料となる鶏肉の産地や生産方法が少し異なるってことだね。
薬の原料が違うとどういうことが起こるの?
これこそ全く別物な気がしちゃうけど、、、😰
もちろん、原料の作り方が異なっても
有効成分としては同じなので、効果には変わりないんだ。
もし変わるとしても、光や熱に弱くないかのような品質に
差が出るんだけど、AG1以外のAG やジェネリック医薬品は
品質保証に関する試験も必ず行う必要があるからその点も気にする必要はないよ!
ジェネリック医薬品と比較して、
AG3は医薬品の添加物や製造方法は同じなので、
添加物アレルギーなどの心配がある方も問題なく使用できる
という点がメリットと言えるね!
(AG3;秘伝のレシピ✖️考案者から信頼されている料理人
✖️原産地や製造方法の異なる原料)
そっか!同じAGでもそれぞれ違う部分があるんだね!
どれもしっかり試験されていて
安全性に変わりはない薬だっていうことが良く分かったよ✨
教えてくれてありがとう!
知ってもらえてよかったよ!
まだまだ認知度が低い薬でもあるから
どんどん皆にも知ってもらえると嬉しいな👍
まとめ
※1 異なる場合がある
最後まで読んでいただきありがとうございました!
また次回の『 知ってナットク!薬局豆知識 』のコーナーでお会いしましょう
薬局調査隊 イモゾー隊長の薬局調査はつづく、、、