2020年07月27日
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◆◆7月のテーマ:「急性胃腸炎」◆◆
外来でよく見かける腹痛や、腸の症状。クリニックの先生ごとに似たような処方内容をよく見かけます。
今回は急性胃腸炎ってどんな病気?予防は?をレポートします
急性胃腸炎ってどんな病気?
急性胃腸炎は、「吐き気、腹痛、下痢などの胃腸症状」が現れる病気のうち
一過性のものを指します。ほとんどの急性胃腸炎は病院に行かなくても自然に治るようです。
急性胃腸炎の種類って?
主に感染性胃腸炎と細菌性胃腸炎があります。
感染性胃腸炎は、細菌性の胃腸炎とウイルス性の胃腸炎があり、
細菌性の胃腸炎は夏場の5-9月頃に多く、乳幼児より少し大きい子供の年長児に多くみられるようです。
ウイルス性の胃腸炎は冬の11-3月頃に多く、
乳幼児の胃腸炎の殆どがウイルス性のようです。
急性胃腸炎になってしまったら?
嘔吐・下痢を繰り返すと、体内の水分が失われていきます。
吐き気があると飲食が難しくなり、水分補給も難しくなります。
体内の水分量が少ない高齢者や、代謝が活発で水分量の多い乳児は
容易に脱水症状を起こしがちになります。
脱水症状にならない為には、こまめな水分補給が必要です。
日常的に気を付けることは?
嘔吐物や糞便処理後の手洗いが十分でなかったり、これらのものが乾燥して
成分の一部が浮遊してそれを吸い込んで感染する。感染力が非常に強く、学校
や幼稚園で感染しやすい。
急性胃腸炎の予防は?
脱水症状の予防に効果的なのは、
ナトリウムやカリウムなどの電解質を含んだ経口補水液を摂ることです。
手洗いや、汚物を隔離するとが重要です。
※メドレー基礎知識、病気スコープ、メディカルノート引用
記事作成:横浜緑園薬局
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