2019年04月26日

店舗情報

徳永薬局の薬剤師による様々な健康管理・セルフメディケーションに役立つ情報を毎月配信！

◆◆4月のテーマ：「糖尿病」◆◆

～ 糖尿病で怖いのは、合併症 ～

糖尿病になると、血糖値が高いままの状態が続きます。この状態が続くと血管がもろくなり、ボロボロになってしまう、いわゆる血管病になってしまいます。そして、全身の血管と神経への、適正な栄養供給が途絶えてしまい、全身臓器に様々な障害を起こしてしまいます。

①糖尿病網膜症

網膜に障害が起こると、目でものを見る機能に異常が現れます。

②糖尿病腎症

腎臓は、血液をろ過して体に不要な老廃物を、尿として排泄します。糖尿病腎症になると、ろ過の役割をしている糸球体の毛細血管がそこなわれて、腎臓の機能が障害されてしまいます。腎症が進行すると、塩分やたんぱく質の摂取量が厳しく制限された食事療法が必要になり、さらに症状が進むと、機械で血液をろ過する人工透析が必要になってきます。 

③糖尿病神経障害

細い血管が障害されて血流が悪くなると、神経細胞への血液供給が途絶えてしまうため、自律神経にも障害が起こります。痛みを感じにくくなってしまうため、ちょっとした足の傷や火傷に気づかず、壊疽になって足を切断することもあります。

【糖尿病の合併症を防ぐには】

・１日３回、規則正しく食事をする。

・甘いもの、塩分、アルコールは控えめにする。

・食物繊維を多めにとる。 ・歩く時間、階段の利用を増やす。

合併症を発症させないために、また、進行を最小限に食い止めるためには、適切な血糖コントロールを行うことが大切です。医師の指示に従いながら、上記のような生活習慣を心がけましょう。

今後も毎月、手軽に生活に取り入れられるような情報を発信していきますので、お楽しみに♪(^^)/

店舗でもお薬の相談や、栄養相談も受け付けておりますので処方せんなしでもお気軽にお立ち寄りください。

記事作成：町田高ヶ坂

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