2021年02月21日

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◆◆今月のテーマ:「ジェネリック医薬品」◆◆

 

~ 選択肢としてのジェネリック医薬品 ~

 

ジェネリック医薬品とは特許が切れた薬剤(先発品)を、最初に開発した企業以外が商品化した薬。一般的には開発費がかかっていない分ジェネリック医薬品の方が価格は安くなっています。医療費・薬剤費を税金で賄う国としてはジェネリック医薬品を勧めておりますが、中には自分の身体の為なのだから高くても気にしないという方もいらっしゃるでしょう。自身の身体への投資という面ではその通りと思います。しかしジェネリック医薬品は値段だけが違うものではありません。それ以外にもメリットになることがございますので、その一部をご紹介いたします。

 

【錠剤 カプセル剤】

・先発品の錠剤の大きいもの形が飲みづらいものでも、ジェネリック医薬品ではより小さいもの形の異なるものがございます。

 

【目薬】

・先発品には防腐剤が添加されているものでも、ジェネリック医薬品には防腐剤無添加の物がございます。特殊なフィルタで雑菌の混合を防いでいます。

・先発品は冷所保管必須のもが、ジェネリック医薬品では室温保管でも構わないものがございます。

・先発品は患者様で用時調整していただくものが、あらかじめ調整されたものをそのままお渡しできます。

 

【粉薬】

・味を改善されているものが多いです。特に小児領域の薬剤では先発品は甘味でコーティングされており後味の苦味が強いお薬がありますが、ジェネリック医薬品は甘味コーティングを厚くしており苦味を感じにくいものがあります。薬が苦手なお子様には助かりますね。

 

【貼付剤】

・先発品・ジェネリック医薬品にかかわらず、貼り心地が大きく異なります。はがれやすい・かぶれやすいということがあれば、先発品・ジェネリック医薬品にこだわらずご自身に合うものを試されるのも良いでしょう。

 

【その他】

・これは金額のみの話になりますが、先発品と中身が全く同じ薬剤もございます。すべての薬剤ではありませんが。オーソライズドジェネリック(AG)と呼びますが、なぜ同じなのかというと先発品と同じ企業が製造しているからです。ジェネリックとして販売しているので価格は安くなっています。

 

 

いかがでしょうか。すこしご興味を抱かれましたか?

薬はその方のライフスタイルに合ったものを本人が選択して良いと考えています。薬剤師は選択のご提案をさせて頂くことが出来ます。

今回ご紹介したものはほんの一部です。自身のお薬はと気になった方は、かかりつけの薬剤師にお話しいただければと思います。

 

先発品とジェネリック医薬品の比較

 

先発品

ジェネリック医薬品

オーソライズドジェネリック(AG)

成分

同一

同一

同一

製造企業

単一

多企業

同一

添加物

単一

異なる

同一

形・大きさ・味

単一

多数あり

同一

価格

基準

低価格

低価格

  先発品と異なっている項目がメリットとなりうることがあります!

 

記事作成:ドレミ薬局

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