患者様の生活の手助けになれる薬剤師になるために

まず徳永薬局を知ったきっかけは、大学5年次の在宅部での実習です。そこでは先輩薬剤師が、患者様が安心して過ごせるようご家族や他職種の方に提案やアドバイスしている姿を見ました。アドバイスを受けた方はみんなほっとした様子で感謝の言葉を述べていて、自分も人の役に立てる薬剤師になりないと思いました。その後インターンシップにも参加し、徳永薬局はハイブリッド制度（薬剤師業務の他に本部の仕事も行う制度）など新しいことにチャレンジしていく社風だと知りました。またコロナ禍でもzoomを使った勉強会など、感染リスクを避けながらも同期との交流を深める機会を多数設けてくださり、人と人の繋がりを大切にする会社なのだと思いました。薬局を今後中学校区に1箇所程度まで減らすという国の方針があるなか、生き残れる薬剤師になりたい。自分の可能性を広げたいと。そして在宅医療に携わりたいという思いから徳永薬局に入社することを決めました。

入社時の希望が通り、私は今在宅部で働いています。実習で薄々と感じてはいましたが、やはり忙しくて大変です。施設や患者様からの薬に関する相談、患者様の体調が急に変化したため今日中のお届けが入るなど、次から次へと仕事が入ってきます。在宅部では末期がんの方や通院困難な患者様の対応を行っているため、薬剤のみならず胃瘻、点滴、介護保険、高額療養費制度など…様々な知識が求められます。さらには車の運転も自分で行います！
「うわぁ…ついていけない…」と思うこともありますが、対応した患者様・ご家族様から感謝の言葉をかけられると、あぁ、頑張った甲斐あったなと思えます。

患者様やご家族との関りから学ぶことが沢山あります。

私が担当させていただいた中には余命僅かの患者様で、ご家族が精神的に追い詰められているということもありました。まだ私は知識も経験も全然足りず、苦しい胸の内をお聞きして本人に少しだけ気持ちを整理してもらうことぐらいしかできませんでしたが、これから知識や経験を身に付け、よりよいサポートをしていきたいと思っています。
また、患者様には様々な方がいます。手足が不自由な方、嚥下が難しい方、ご家族が薬を管理している方…それぞれの患者様がどうしたら薬を飲みやすくなるか、柔軟に考える必要があります。私はまだ経験不足ですが、レパートリーを増やしてその方にあった方法を見つけることは楽しくもあります。